今日もこの道をただ帰る
長い道。歩く。ただこの足で歩く。自分の足が、一歩ずつ前に出るのをずっと見ている。いつか、こんな日があったことを覚えていたい。足が一歩ずつ今、ちゃんとわたしはいきている。
すっかり明るくなった空に、月。薄く透けた、月。闇夜には黄金に輝いていた、月。まだ沈めない、月。太陽には勝てないから、どきどきしながら薄くなって、存在を消してるような、月。でも、ちゃんと見えてるよ。闇夜で、また輝くことも、ちゃんと知ってるよ…
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